シネフィル気取りのブログ

1日1本は映画見ようかと ショットやモンタージュ、映画の本質を読み解ける人間になるため日々精進

ダラスバイヤーズクラブを見終わって②

まずアイレベルはドキュ感を生みます。
そのためローアングルがたまに入ると凄く印象的になります。それがマコノヒーが友達のゲイのために握手させてそれにゲイが感心してるとこです。

支配色の変化は家の鍵が開いて無くて銃でぶっ放して部屋に入った時です。この部屋の照明は緑です。その後に車に乗って家出。車の内装が緑です、後は探せば至る所が緑なわけです(メキシコの病院、日本の病院の待ち受け)
だからなんだ?と言われたら終わりですが笑

この映画で1番好きなシーンはマコノヒーの自殺未遂のところです、

話変わります
俳優の顔がカメラに向かってどういう方向を向いているかはその登場人物への感情移入度に関わります
真正面>4分の1横>横顔>4分の3横>真後ろ
感情移入度は上記の順だそうです

そこでマコノヒーの自殺シーンは
①銃のインサートショット
②後ろ姿で震える(泣いてる)
③真正面で泣いてる

自分は②が入ってることがこのシーンが好きな理由です
この後ろ姿がないと多分そこまで感動しなかったので
あえて顔の見えない後ろ姿で泣かす演出が素晴らしいと思いました