グラディエーターを見て
ある批評家がスピルバーグのプライベートライアンの影響受けてるって言ってたんで見ました
プライベートライアンと一緒で2時間30分くらいあります(これも撮影スタイルの影響なのか)
これジャンルとしては史劇なんですよね
なんかそれを物凄く感じさせられた作品でした
なんかギリシャ古典?っぽい作品 もしくはシェイクスピアかな
明暗が面白いですこの映画 ロウソクとか使ってるせいで夜の室内とか暗いんですよね、それで顔の半分真っ暗になってて、王国の陰謀感がビンビンでした
他にも昼でも差し込む光の束とか捉えてて明暗けっこうしっかりしてます
あとメインカラーは赤でしたね、作品内でも言及された色で最後の決闘の花びらも赤でした
この映画で面白かったのは何を画面に入れるかって話です 決闘に虎を登場させたのは本当にナイスだと思います 最後の決闘も兵士に囲ませるとか、花びらとか あとパンとサーカスでしたっけ?あの言葉をそのまま映像でやってるのは笑いました(巨大なパン観客に投げてるんですよね)
スペイン人が恐れられてるのはローアングルでやってましたし、ここはまあ当たり前かな
あとは顔のクローズアップが多いのでラッセルクロウの目の演技が多かったです(目を向けた先にカメラ動くまたはショットになる)
プライベートライアンとの類似点はスローモーションです。 後は苦痛に歪む顔や傷のアップとか?あと音が無くなったりね
アクションは基本カット数増やして速度感増してましたね(当たり前だけど)
あとは息子と妻が殺されるーのとこはそこに追いつこうとするラッセルクロウとのクロスカッティングでした、緊迫感を増すためですね、 影で見せてましたね息子と妻の死体・・・
それくらいでしょうか影で見せるってのが多かったです今思えば
あとはエスタブリッシュメント・ショット?も多かった浅い角度のハイアングルのね(これはありきたり)
ストーリーとかテマティックな考察はまだ出来ないですけど悪い皇帝の心理とか凄い歪んでて研究のしがいがありそうですね