シネフィル気取りのブログ

1日1本は映画見ようかと ショットやモンタージュ、映画の本質を読み解ける人間になるため日々精進

ダラスバイヤーズクラブを見終わって①

まず、最初のシーンは牛の倒れるところが死の暗示でしたね
タイトフレームとハイアングル、暗さを用いて生死の淵にあるような、囚われたような姿のマシュー・マコノヒーが映されます。
非常に表現主義?的な描写です

因みに序盤の支配的な色は土っぽい黄色です
着てるシャツ、闘牛場のイスの色、その他もろもろが黄色です これには昔の出来事という印象に加えてどこな閉塞感、不健康さ(肌の土気色?)を出しているのかもしれません(自分には意図を推察するしか出来ない)

そしてこの映画は間違ってるかもしれませんがハンディ(肩に背負うやつ)の高感度カメラを使ったのでないかと昼の外のシーンで思いました

理由はカメラがぶれたりマコノヒーを追いかける動きが歩いてるそれだったからです。
そして光の粒子?というか映像に戦争の中継みたく粗さがあります 

そのためドキュメンタリー感があります(特に前半)


そしてアイレベル(人の視線の高さのアングル)が多いです。これもドキュ感()が更に増します。

ちなみにハイアングルは被写体を弱く映す効果があります(映画学的にそう言われてます)
これはエイズ宣告をされる時のマコノヒーにも適用されます
他にもエイズ宣告のシーンでは前景に二人の医師の後ろ姿が映ることで構図的に囚われたような構図になっています

他にも言いたいことが沢山ありますが一度クールダウンした方がいいので中断します